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占いとカウンセリングとジョハリの窓

1.ジョハリの窓とは?

ジョハリの窓とは、自分のことを自分自身が知っているか、知らないか、他人は知っているか、知らないか、を4つの領域に分類したものです。それぞれ「開放の窓」「秘密の窓」「盲点の窓」「未知の窓」と言う名前がついています。

一般的に「開放の窓」を広げていくことで自己成長につなげていけるという考え方です。

そのためには、「盲点の窓」や「未知の窓」を狭くしていく必要があります。

2.カウンセリングは「盲点の窓」を開放する

カウンセリングは、あなた自身が気がついていないが「他人は気がついているあなた」について、気づかせることが大きな目的になります。

つまりあなたの考え方(認知の仕方)に特徴や偏りがないかカウンセラーが客観的に判断し、その偏りに気づかせ、考え方が変わることで気持ちも行動も変えていく!という手法です。

3.占いは「未知の窓」を開放する

一方占いは、他人も自分自身も誰も気づいていないあなたに気づくことができることがカウンセリングとの大きな違いです。

つまりあなたの潜在意識にあるもの、無意識にやってしまう行動や感情表現、本能的なことを捉えることができます。また、いつそれをしたらいいのか?やらないほうがいいのかといった時期についても知ることができます。これらに気づくことで、考えが変わったり行動してみようという気持ちが生まれます。

どちらも開放の窓を広くするという意味では一緒になりますが、対象とする領域が違います。ですので、それぞれの領域を開放するための手法も変わってきます。

カウンセリングでは、来談者中心療法、ゲシュタルト療法、認知行動療法などを使います。催眠療法などもありますね。

占いはタロットや西洋占星術、四柱推命、手相などを使います。

4.カウンセリングと身の上相談の違いとは?

余談になりますが、カウンセリングと身の上相談の違いは何でしょう。

カウンセリングは相談者の感情(気持ち)にアプローチします。もちろん身の上相談もそうなのですが、大きな違いは、カウンセリングではカウンセラーの価値観を持ち込まない点です。

逆に身の上相談はその方の経験や価値観をもとにした、「こうしたほうがいい」、「こうすべき」というアドバイスになります。ですので相談した相手によってはまったくスッキリせずにむしろ不安や悩みが増幅してしまうこともあります。

いちがいにどちらがいいとは言えませんが、自分自身を変えたいのであればカウンセリングをオススメします。カウンセリングは気づいてもらうことを優先します。例えるなら、魚を獲ってあげるのか?魚の獲り方を教えるのか?の違いでしょうか?