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ワンドの意味を理解しよう

ワンドは木の棒です。木の棒は何を表しているか?これを理解することで、タロットカードにワンドが描かれていた場合、どんな状況なのかがわかるようになります。

1.木の棒はバイタリティの象徴

タロットカードに描かれているワンド(木の棒)は、木から芽が出ています。つまりワンドは枯れた木ではなく生きている木です。人の持っている気力、生命力、バイタリティ、やる気、成長したい、勝ちたい、チャレンジしたいという欲求を表しています。

ですので、ワンドは実際には見えない人の意欲のようなものを木の棒で表しているということです。

例えばワンドをたくさん担いでいる人物の絵柄があったとして(ワンドの10)、そのカードが実際にたくさんの棒を担いでいる人を示しているわけではありません。たくさんの意欲、成長したいという欲求や多くの目標を背負っている状況ってことです。

ワンドの10

2.木の棒はシンプルな道具

道具としてみた時の木の棒は、非常に単純で原始的な道具です。現代ではほとんど使いませんね。現代ではもっと使い勝手の良い道具、例えば陶器や金属でできたものを使いますよね。

棒を武器として考えた場合も同様です。相手を殴る、自分を守ることはできますが、先を尖らせるなど加工しないとより強い武器にはなりません。ましてや刀剣や銃にはかないません。

そういう意味でワンドは、シンプルで単純な様子、知恵を使わない(頭を使わない)本能的な事柄とも言えます。

3.ワンドを持っている人はわかりやすい人物

ワンドを持っている人物は言い方悪いですが子供のような人物です。意欲があって、それがストレートに言動に出ていてわかりやすい人といえばいいでしょうか?

やりたいことがあれば、考えずにすぐ行動しますし、楽しかったら楽しいと言いますし、つまらなかったらつまらない、カッとなったらストレートに怒ります。いい意味で考えない人です。人間とかく考えると行動にブレーキがかかります。実現できるかを考えたり、リスクを考えたり、コスパを考えたり、周りの目を考えたり…

ワンドを持っている人は、そうではないのです。逆にクレバーなことはしません。例えば、人を騙したりハメたり、作戦を練っておとしめたり、狡猾な駆け引きをしたりしません。裏のない人物です。足を引っ張る場合は、露骨に足を引っ張ります(笑)

こういった見方でワンドのカードを見ていただけると、なんとなく人物の性格がわかってくるのではないでしょうか?

ワンドのナイト