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数の意味を理解しよう(6~10)

前回は1~5について説明しました。今回は6~10まで説明します。1~5までは割とシンプルなのですが、数が増えるに従って複雑になっていきます。仕事でも部下5人ぐらいまでは1人でマネージメントできますが、増えるに従って工夫しないと面倒見きれませんよね。ま、それと似ているかもしれません。

6は完全な状況を表す

6は2X3もしくは3X2です。2人のペアが3組、もしくは3人のグループが2組ある状態です。いずれにしても相手のグループがいて、そのグループと役割分担したり協力しあって調和している状態です。

また、正六角形(ヘキサゴン)は正三角形6つで構成されています。 正六角形 (6)は正方形(4)とは違って全て正三角形で構成されているように調和とバランスによる安定さをもたらすと言えます。同様に六芒星(ヘキサグラム)も調和とかバランスといった意味があります。

算数20201119_01
正六角形
星と円の秘密 - 仲屋風水デザイン
ヘキサグラム

ですので、タロットの6の数札は、それぞれの立場や関係がどうであれ「お互いうまくやっている、やろうとしている」状況を表しています。逆に言うと、自己主張するより相手に合わせる傾向があります。

7は個性を出したい状況を表す

6は非常に調和的ですが、逆に言うと個性が埋没している状況とも言えます。そこに1を足すことで一旦そのバランスを崩しさらなる発展を目指している状況です。5と似ていますね。5は4の硬直しがちな状況から脱出するための+1でしたが、7は調和よりグループ内で別の個性(アイデンティティ)を持ちたい欲求のための+1と言えそうです。

タロットの7の数札では人間が持っている本来の欲求を表しています。その時のポイントは「他人と比べて」というところです。自分自身の中での成長や比較ではなく、他人より優位に立ちたいとか贅沢したいとか成果を出したいといった点に目が向いている状況でしょうか?

ワンドの7
カップの7

8は進む方向が内向きになった状況を表す

8以上になると数の中では多い部類に入ります。8と9はいっぱいあるものに対してどんな対応をするかを表しています。8は多すぎると考えて、これ以上は増やさない、なんとか今のままできちんと管理しよう、むしろ減らして管理しやすくしようと考えています。つまり考え方の向きが「内向き」「自分自身」が基本となります。

カップの8
ペンタクルの8

タロットではワンドだけ8と9の考え方が入れ替わっているように見えますね。

9は10になりたい意識が強い状況を表す

一方9は8とは正反対で、もうちょっとで10になるなら10になろうとしている状況でしょう。つまりもう+1しようとしている状況を表しています。ゴールは見えています。守り抜こう・逃げ切ろうとする人、人の力を借りてゴールしようとする人など手段も様々です。でもどのカードもやりすぎている感じがしますね。ソードは考え過ぎて寝られなくなってますね。

カップの9
ペンタクルの9
ソードの9

10は「あがり」・結果を表す

10は完成とか完了とか結果を表しますが。タロットでは9の結果どうなったかを表しているように思います。結果がいいカードと厳しい結果になってしまったカードに分かれていますね。

ワンドは結局全部一人で背負うことになりました。

ソードは結局みんなから針のむしろにされました。

カップは結局欲張ることより身近な幸せが一番であることに気づきました。

ペンタクルはコツコツ増やして人モノ金に満たされました。

一般的な数字自体の意味についてはもっと違った意味がメインの場合があります。ここで説明した数の意味は、タロットカードを読む上での数の意味だとお考えください。