魔術師はマジシャン(手品師)です。頭がよくコミュニケーションに長けています。
そして、ここに描かれている人物、これはあなたです。近未来や結果にこのカードが出ると、あなたは、近未来か最終結果として「この人物のようになっている」ということになります。
1.どんな状況?
魔術師さんは手を上げています。机の上にはワンド、カップ、ソード、ペンタクルが置かれています。魔術師さんはこれらの道具を使いこなし、みんなの前でわかりやすく何かを伝えようとしています。ポイントは頭を使って言葉で周りをその気にさせる点です。魔術師ですからね、力ずくではありません。
イメージ的には通信販売のプレゼンテーターでしょうか。相手の年令や性別、ニーズや状況にあわせて的確に響く言葉を使いアピールします。とても駆け引き上手です。背景は明るく服も赤色で、前向きさ・やる気を感じます。
ホロがイメージできる人物は、ジャパネットたかたの高田社長です。
また1.という数字から、なにか新しいことを始めようとしているという状況もあります。
日常あるあるシチュエーション
- デパートやテナントの店員さんが接客をしている状況
- 客先で営業マンが自社商品をプレゼンしている様子
- 就職したり入学して、これから頑張るぞ~と張り切っている様子
- 新しい制度やルールについて講師がみんなの前でレクチャしている
- 付き合ってください、結婚してくださいと告っている
- オーディションや面接などで自己アピールしている
- 新しいことを始めようとしている(資格、バイト、商売、趣味、新生活など)
などなど、あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。
2.逆位置はどうなる?
逆になると、正位置の状況ができなくなったり狡猾な使い方をします。つまり魔術の使えない魔術師=コミュニケーション能力が低い人だったり、逆に自分の持つスキルを使って、言葉巧みに相手を丸め込んだり、頭の良さや知識を悪い方に使ってしまいます。ずる賢く、相手のことを考えないで自社商品を売りつける営業マンみたいな人です。詐欺師っぽさが出てきますね。信用できません。
- 相手のニーズをつかめずに気の利いた提案ができずにチャンスを逃してしまう
- 当てが外れてしまい、計画通りに物事が進まない
- コミュニケーションが悪く、相手との間にボタンの掛け違いが起こってしまう
- 相手に自分の考えがうまく伝えられない、伝わらない
- 自分が悪いのに嘘をついたり言い訳したりごまかそうとしている
- やるって言ったのに口先だけでやらない、言っていることが毎回違うので信用できない
- 悪知恵を使って、相手を自分の思い通りにしようと企んでいる
などなど、 あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。
3.アドバイス
アドバイスとして出た時の読み方は、このカードの人物のようになりなさいというアドバイスになります。頭を使ってコミュニケーションを大切にしなさいとカードは伝えています。
正位置なら、自分の持っている知識を活用すること、相手とのコミュニケーションを十分に取ること、相手に合わせて柔軟な対応をとること、知恵を絞ってお互いがWINWINになることを目指すなどですね。また、新しいことはためらわず初めてみましょう。
逆位置なら、もう少し狡猾に進めてみると良いです。作戦を十分に練る、ちょっとずるいかも知れないけど、変化球や隠し玉みたいなテクで駆け引きしてみる(恋愛ならありですよね)、カマをかけてみるなどなど。
でも信用を失わないようにしてくださいね。詐欺師になっちゃいますよ。