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14.節制

14.節制

14.節制(逆位置)

節制のカードには天使が描かれています。その他に人物は描かれていません。通常は天使があなたを表すことはないのですが、他に人物がいないのでここに描かれている天使はあなたとして考えます。近未来や結果にこのカードが出ると、あなたは、近未来か最終結果として「この人物(天使)のようになっている」ということになります。

1.どんな状況?

天使は何をしているのかというと、2つのカップに入っている液体を混ぜ合わせています。カップに入っている液体はそれぞれ別の液体です。なので、混ぜたらどうなるのか?は中身によりますよね。ちょっと前に流行った「PPAP(ペンパイナップルアップルペン)」をしているのです。

ポイントは、

  • この2つの液体が何を表しているのか
  • 混ぜたらどうなるのか?錬金術師のように相乗効果ですごいものができるのか、はたまた爆発するのか、混ざらないのか?

皆さんのイメージを膨らませてください。正位置は混ぜたことによって状況が良い方向に向かいます。

日常あるあるシチュエーション

  • 相手と価値観が違ったが、よく話し合ったらお互い理解できた(2人の気持ちや意見が一つになる)状況
  • 2つの意見の折衷案でみんなの意見がまとまる。
  • 社内で部署間(営業と製造、大阪支社と東京支社など)の調整をしている
  • つかず離れず、ちょうどいい距離感で議論できる関係になっている
  • 結婚して1つ屋根の下で暮らすことになる。
  • 2つのものが1つになる状況(オールインワン、企業統合、部署が1つになる、選挙協力、吸収合併など)
  • 今冷蔵庫にある材料でやりくりして夕食を作った。
  • 水割りやソーダ割りを作っている、コーヒー豆をブレンドしている。

などなど、あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。

2.逆位置はどうなる?

逆になると、2つの異なったものを混ぜ合わせたが、混ざらなかったり、使えなくなったり、不味くなった、こぼれちゃったという状況です。

  • 話し合ったが、結局両者歩み寄ることはなかった。物別れに終わる(水と油の関係)
  • 相手のことが理解できない、価値観が受け入れられない状況
  • 自分がいっぱいいっぱいの状態なので、相手のことなんて気にしてられない。
  • コミュニケーションが一方通行
  • 組織統合(システム統合)したけど結局1つにならなかった(表向きは1つだが内部では別々のまま)
  • お互い協力しあったけど、相乗効果が出なかった。むしろ悪くなった。
  • とても今抱えている事以上に他のことをやれる余裕がない状況(キャパシティーオーバー)
  • もうこれ以上所有できない、クローゼットがパンパン、収納スペースが無い。

などなど、 あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。

3.アドバイス

アドバイスとして出た時の読み方は、このカードの人物ようになりなさいというアドバイスになります。つまり、自分と違う意見や価値観があっても理解して!ということです。ただ気を付けなければいけないのは、お互いの距離です。節制は「フィフティフィフティになりなさい」と言っています。

一方的に相手にYesでもダメ、Noでもダメなのです。遠すぎてもダメですし、近すぎてもダメ。この適度な距離感を大切にして!とカードは伝えているのです。

正位置なら、お互いの距離をもっと縮めよう、異なる物事を受け入れましょう、理解しあいましょう、お互い調整して折衷案を出す、ちょうどいいところで妥協してとカードは言っています。

また、2つのものを1つにしてみましょう、ブレンドしてみようというアドバイスもあります。カードの絵の通り循環させてみるといいのかもしれません。水がきれいになるかもしれません。

逆位置なら、逆位置の様になりなさいということです。つまり意見が合わないなら合わせなくていいと言うことなのですが、カードが言いたいのは、逆位置の場合は相手に近ずきすぎないように!と言っています。無理に相手に合わせないで、主体性をもって!、優柔不断にならないで、相手に依存しちゃダメということです。正も逆も フィフティフィフティになりなさい というメッセージに変わりはありません。

あとは単純に混ぜないほうがいいよ(混ぜるな危険)というメッセージや、今の状況はキャパオーバーなので、少し整理して捨てるなり優先順位をつけようね!とカードは言っています。