塔は予期せぬ出来事が起こることを暗示しています。塔のてっぺんに雷が落ちて、そこから落ちていく人物がいますよね。これがあなたです。近未来や結果にこのカードが出ると、あなたは、近未来か最終結果として「この人物のようになっている」ということになります。
1.どんな状況?
塔に描かれているのは、突然雷が落ちたような衝撃的なことが起こり、塔が壊れ、あなたが上から真っ逆さまに落ちてしまっている状況です。色合いは悪魔と同様真っ黒なので、あなたの周りの環境が真っ黒になるということになります。残念ながら今回起こる出来事はいい意味での変化ではありません。
ポイントは予測不可能で衝撃的な事柄によって今の状況が急変するという点です。
日常あるあるシチュエーション
全く予期していない状況がおこるので、例を挙げることができません。
「え~~」とか「まさか〇〇になるとは!」ということ全部です。それでもあえて例を挙げてみます。
- 予定や計画が白紙になる。ドタキャン的なもの。
- びっくりするような出来事やお知らせが舞い込む。
- 予想もしない出来事に見舞われる。
- 突然停電する、電球が切れる、水が出なくなる。電化製品やパソコン、スマホなどが突然壊れてしまう。
- まさかという人に裏切られる。隠し事がばれる。突然の別れを告げられる。
- 事故る。転んでけがをする。
- 急性疾患、急な発熱。ぎっくり腰で動けなくなる。
- 人身事故で電車が止まって帰れない。マンションのエレベータに閉じ込められる。
- 今のポジション(立場や役割)から追い出されたり転落する。
- 朝、爆音で起こされる。突然の来客で起きる。突然の電話でびっくり仰天。
- 株価が急落し大損害
- 空が真っ暗になってゲリラ雷雨
2.塔の正位置が出た時の対処方法は?
このように塔が正位置で出た時は何が起こるのかわかりません。こういう時は、カードをもう1枚引いてみましょう。
3枚引いて残ったカードから「塔のカードが具体的に何を表すのか教えてください」と心の中でカードに語り掛けて1枚引きます。出たカードが塔の具体的な状況を表すヒントになります。
また、塔が近未来や結果に出た場合は、アドバイスカードを参考にして予期せぬ出来事を回避してください。
3.逆位置はどうなる?
逆になると、起こってみれば「なるほどな!」「やっぱりね!」という想定内の出来事が起こっている状況になります。もしくは「悪い予感が的中した」状況です。おそらくあなたがやらなければいけないと思っていたことを、後回しにしたりやらなかったために起こってしまった出来事です。
- 赤字続きだった会社がやっぱり倒産する。
- 車の整備をしてなかったので高速道路でパンクしてしまう。やっぱりねえ
- 毎日酒を飲み続けていたら倒れて救急車で運ばれる。やっぱりねえ
- 家の修理を放っておいたら雨漏りしてしまう。やっぱりねえ
- 年会費を払い忘れていて、使いたいときに使えなくなる。権利が無くなっていた。
- 冷蔵庫に入れ忘れていて食品が傷んでしまった。
- 駐輪場に鍵をかけずに自転車をおいておいたら盗まれた。
- 慢性的な疾患。膝や腰がズキズキ痛む。
- 貯金がじわじわ減っていく、じり貧状態。
などなど、 あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。
4.アドバイス
まず、アドバイスカードとして塔が出ても、予期せぬ出来事が起こるわけではないので安心してください。アドバイスとして出た時の読み方は、このカードのようになりなさいというアドバイスになります。つまり、思い切って変える、変わるといいよ!とカードは伝えています。
正位置なら、思い切って今の自分の状況を変えてみよう、やるなら徹底的に変わる、イメチェンするといいよ、新しい環境に思い切って飛び込んでみるなどでしょう。また、上から落ちていくということで、トップダウンで変えるとか、相手に上からガツンと言ってみるのもありです。とにかく中途半端はだめで、衝撃的な方法を選びましょう。過去からの連続性は無視して、突然思いついたことや因果関係のないやりかたをするのもOKです。
考えている事と逆のことをやってみるのもいいですね。大事なものを捨ててみる、捨てようとしたものを逆に取っておく、やろうと思っていたことをしない、やめておこうと思っていたことを逆にやってみるなどなど…
逆位置なら、逆にじわじわやりましょうということです。一気には変えないで少しづつ変えていく、何度も何度も繰り返し訴えるといった方法をとりましょう。トップダウンではなくボトムアップで変えていくことです。正位置とは逆に今までの経験を踏まえてアレンジを加えるのがいいでしょう。
また、「ああやっぱりね!」にならないように、毎日手入れをするとか定期的にメンテナンスをする、悪くならないうちに対処することが大切です。ちゃんとお手入れをしておけば、故障したり壊れたり病気になったりすることも回避できるかもしれません。