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タロット占いのベースにあるものを理解しよう

1.シンクロニシティという考え方

タロット占いは「シンクロニシティ」という考え方に基づいた占いです。

シンクロニシティとは、「意味のある偶然の一致」です。え?偶然とかに意味なんてあるの?と思うでしょう。実は意味があるんです。

例えば、タロットカード78枚の中から1枚引いたときに「愚者」が出る確率は1/78になります。愚者は1枚しかありませんので。同じことを数多くやれば確かに1/78の確率で出現するでしょう。

では「今回はなぜ愚者が出た」のでしょうか?
別に1/78の確率で「死神」が出ても良かったはずです。初詣で引くおみくじも同じです。なぜそれが出たのでしょうか?

つまり78枚の中から「愚者」が出たのは「偶然」なんだけれども、それには「意味がある」んだよ!という考え方です。

シンクロニシティは、Wikiによると、

ユング(心理学者)が提唱した概念で、「意味のある偶然の一致」を指し、日本語では「共時性」「同時性」「同時発生」と訳される。例えば、虫の知らせのようなもので因果関係がない2つの事象が、類似性と近接性を持つこと。

と説明されています。

偶然に出たカードの意味するものとは?

では、偶然に出た「愚者のカード」はいったい何を意味しているのでしょうか?

それは、何らかの虫の知らせのようなものを知らせるために現れたもの、人の潜在意識、無意識の中にある何かが呼び起こされたものです。
つまりシンクロニシティは、人の潜在意識の中にある何かと共時したものが別の形で顕在化することだと考えられています。絵にするとこんな感じです。

例えばあなた(女性だとします)が

「彼とは1ヶ月後どうなっていますか?」

とカードに問いかけ、そこで出たカードが「愚者」だったとすると、1ヶ月後のあなたは、

「愚者のカードに描かれているような状況になっていますよ」

とカードが答えてくれた=意味のある偶然の一致として顕在化した、と考えます。