ペンタクルも結構たくさんの意味がありますが、ワンド、カップ、ソードと違って「目に見えるもの」を表しているのでわかりやすいと思います。ペンタクルは何を表しているのか?これを理解することで、ペンタクルが描かれていた場合、そのカードがどんな状況なのかがわかるようになります。
1.ペンタクルは基本的に目に見えるもの
ペンタクルは見ての通りコインです。ストレートに考えればお金ですよね。そういう意味もありますが、ペンタクルはもう少し拡大解釈して、価値のあるものや状態を表します。
価値のあるものとは、お金はもちろんお金と交換できるもの(高い安いは関係ない)です。宝飾品や不動産が思い浮かびますが、現代であればポイントやクーポンなんかもペンタクルになりますね。
価値のある状態とは、価値のあるアウトプットを出す能力を持っているということです。例えば、作物を育てるノウハウ、モノづくりの技術、人に何かを教えたり、知識を使ってアウトプットを出してお金を稼いだりするスキルもペンタクルの1つです。
ポイントは結果が形になっていることです。そういう意味で「肩書き」や「役職」も結果の証ですのでペンタクルですし、「いいね!」も評価が形になったものと言えますね。
子供も人間が生み出したアウトプットなのでペンタクルと言えます。また、情報も記録として残された状態になるとペンタクルになります。
2.物の価値は変わっていく
形があるものは時間が経つに従って古くなったり壊れたりして劣化していきます。中にはピカソの絵のようにどんどん価値が上がっていくこともありますがレアケースです。ペンタクルはたくさん持っていると良さそうですが、持てば持つほどそれを維持管理するのが大変になります。大きな家は掃除するのが大変ですよね。また、昔とった杵柄(資格)がこの先ずっと役に立つとは限りません。常に磨いたり、メンテナンスしていく必要があります。
定期的のその価値を見直し、捨てるものは捨てて身軽になることも大切です。