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4.皇帝

4.皇帝
4.皇帝(逆位置)

皇帝は社会で成功した人です。身近な人物だと、経営者、会社の社長さん、店長さん、一般的なイメージの厳しい父親像です。そして、ここに描かれている人物、これはあなたです。近未来や結果にこのカードが出ると、あなたは、近未来か最終結果として「この人物のようになっている」ということになります。

1.どんな状況?

皇帝(ここでは店長で考えます)は椅子に座っています。自分のポジションがあるし、結果を出してきたということです。背もたれが高いので、地位のある人に見えますね。髭も生えてるし、見た感じ年齢が高そうです。

つまり、今のポジションを手に入れたあとも、一定期間その状態を維持してきたということでしょう。グッドラックで今の状況になったわけではなさそうです。そして、全体の色合いは明るめで赤い服を着ているところから、維持するだけではなく、さらに成果を上げようとやる気満々です。

背景は明るいのですが、後ろにある山はめちゃ険しいです。つまりこの人は自分にも他人にも厳しい人で、いままでいろんな困難があったと思いますが、めげずに乗り越えてきた実績と経験があります。真面目で努力家で、責任感も強い人です。

身近で一番真面目で厳しい年上の人物(ただし現役、リタイヤしていない)をイメージするといいと思います。

日常あるあるシチュエーション

  • 任された仕事やノルマ、目標を達成して、まわりから評価される。昇格する。でも更に上を目指している。
  • 必死で頑張って、希望の大学に合格したり資格をとった。これから社会に貢献しようとしている。
  • 学級委員長になった、チームのキャプテンになった。リーダーとしての責任を感じている。
  • 自分の役割を責任を持って遂行している。
  • 大会で優勝する。勝った。日々の練習の成果が形になる。
  • 毎日筋トレでストイックに自分を追い込んでいる。
  • 繰り返し練習、勉強してスキルを身につけた。
  • 真面目に将来のことを考えた恋愛をしようとしている。

などなど、あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。

2.逆位置はどうなる?

逆になると、皇帝が自分の力を発揮できません。つまり、弱っちい皇帝です。椅子から転げ落ちる、椅子がなくなるということなので、自分の役割が果たせず、周りから評価されません。結果も出せないし、社会に貢献もできません。上に立つ人物としては落第で、収支も赤字で成長がありません。なのに保身のために躍起になっています。めんどくさい人です。早く引退すればいいのに…しません!

  • 今あるポジションがなくなる。肩書きがなくなってしまう。
  • 計画通りに物事が進まない。
  • リーダーシップが発揮できず、チームや組織がまとまらない。
  • 頑張ったけど結果が出なかった。目標を達成できなかった状況
  • 考え方、やり方が古くて今は通用しなくなっている。工夫がなく昔のままのやり方を踏襲している。
  • 完全に守りに入っている。慎重すぎて発展も成長もない。
  • 頭も体も硬く、頑固で柔軟性がない。記憶力も悪くなっており老化している。
  • 立場を利用して説教したりパワハラっぽい態度をとっている。
  • チケットや予約の抽選が外れる。満席。椅子が確保できない。

などなど、 あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。

3.アドバイス

アドバイスとして出た時の読み方は、このカードの人物のようになりなさいというアドバイスになります。上に立つということは責任を持つということです。つまり、結果にコミットしましょう!とカードは伝えています。

正位置なら、真面目にこつこつ努力して結果を出そう、ストイックに自分に厳しくしよう、上に立ってまわりに貢献しよう、自信を持って周りを引っ張っていこう、どんな手段を使っても目標必達しましょうということです。

逆位置なら、逆位置の様になりなさいということですが、決して老害オヤジになってパワハラしろと言うことではありません。逆さになるということは、「上に立つな」ということです。つまり、マウントを取らない、上から目線にならない、威張らない、結果にこだわらないでプロセスを重視するなどでしょうか?

謙虚さがポイントになりそうですね。