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9.隠者

9.隠者
9.隠者(逆位置)

隠者は隠れている人、つまり人との関わりを持たない人、引きこもっている人物です。そして、ここに描かれている人物、これはあなたです。近未来や結果にこのカードが出ると、あなたは、近未来か最終結果として「この人物のようになっている」ということになります。

1.どんな状況?

隠者は全体的に暗いトーンです。着ている服(マント)も地味ですしフードをかぶっていて顔もよく見えません。そして顔も正面を向いていません。つまりあなたは積極的に周りの人と関係を持とうとしていない状況です。協調性もなさそうですし気難しそうに見えます。

そしてあなたは一人で何かをやろうとしています。明るいランタンをじっと見ていますし、杖も黄色ですので、自分が没頭できる事、突き詰めたいことはあるようです。なので一人でも寂しくありませんし、むしろ誰かに邪魔されず居心地が良さそうです。

日常あるあるシチュエーション

  • 一人で自分の好きなこと、やりたいこと、興味のあることを黙々とやっている。
  • 会社で研究開発をしている。独学で勉強している。
  • 家に一人でいる。でも寂しくはない。一人暮らしをしている。
  • 周りの人の評価とか気持ちなどには興味がなく、自分の世界に入っている状況
  • お金を稼ごうとか誰かの役に立とうとか考えていない。ただ好きなことをするだけ。隠居した人みたいに見える。
  • マニアックさを追求している。オタクっぽさがある。
  • 相手に隠れて行動している(悪いことをしているわけではない)社会との関係が薄い状況。
  • 相手に言えないことがある状況、恋愛で言えば片思いの状態。

などなど、あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。

2.逆位置はどうなる?

逆になると、なりたくないんだけど1人になっている状況です。本当はみんなと関係を持ちたいけど、考えや気持ちが内向きになっています。孤独感や疎外感があります。そうなっているのは自分のせいだという意識が強くなっています。うつっぽい状態です。

その他にも、まわりと関係を持たないことの悪い面が出ている状況もあります。協調性のなさや自分の問題を正面から受け止めて向き合おうとしない状況です。

  • 学校に行けない。家に引きこもっている。寂しい。
  • 失恋して家で一人で落ち込んでいる。
  • 暗いところに一人でいる。孤独を感じる。
  • 自分がやらなければいけないことに背を向けている。ちゃんと向き合っていない。
  • 相手とコミュニケーションを取らない。メールなどの返事をしない。関係を拒んでいる。
  • 自分に嘘をついてごまかしている。やらない理由を考えている。
  • 相手に本音を言わない。きちんと伝えない。黙っている。

などなど、 あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。

3.アドバイス

アドバイスとして出た時の読み方は、このカードの人物のようになりなさいというアドバイスになります。隠者の良いところは周りを気にしないところです。相手の評価を気にしすぎるな!一人で何かに打ち込んでみたらどう?とカードは伝えています。

正位置なら、周りに振り回されず自分の道を進もう、一人で没頭できることをしてみよう、周りを気にせず集中してみよう、損得勘定にこだわらないことなどになるでしょう。

逆位置なら、逆位置の隠者のように、とことん人や課題と向き合わないことです。相手との関係を持たない、相手の言うことはスルーする、メールの返事もしない、本音があっても言わないで隠しておくなどです。

SNSなどで絡まれてもスルーする方がいい場合って結構ありますよね。相手に向き合う(返信する)ことは重要ですが、それが必要なのは人の話をちゃんと聞いたり、話が通じる相手だけです。そうでない人とは関わりを持たないという選択もあるのだよ!とカードは伝えています。