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11.正義

11.正義
11.正義(逆位置)

正義にかかれているカードは裁判官です。身近で言えば、公平公正な判断が出来る人、利害関係だけで判断しない人です。

あなたの周りにそんなすごい人いますか?いるかいないかは別として、ここに描かれている人物、これはあなたです。近未来や結果にこのカードが出ると、あなたは、近未来か最終結果として「この人物のようになっている」ということになります。

1.どんな状況?

ここに描かれている人物はソード(剣)を持っています。ソードのところで書いたとおり、ソードを持っている人物(あなた)は、剣(言葉や考えなど)を使って判断・決定したり、解決しようとしています。そして、左手には天秤を持っています。つまり、両方の意見をちゃんと聞く、客観的に判断しますということです。仕事仲間なら良いですが、友達やパートナーだとちょっと冷たい感じがするかもしれません。

状況的にはAかBか判断・選択しなければいけない状況で、情に流されたり自分の利益を考えたりせずに事実に基づいて公平な判断をしています。また、天秤をもっていることから、バランスが取れている状況や対等な関係にあることを表します。

日常あるあるシチュエーション

  • 2つの商品のメリットデメリットやコストパフォーマンスを比較検討して、どちらを買うか決めた。
  • 数社から提案をもらったので、ポイントになる項目を洗い出し点数付けをしようとしている。
  • 婚活で、お相手を将来的な観点で冷静に比較している。ある意味恋愛感情は二の次。
  • 年収相応のマンションに住んでいる(釣り合っている)背伸びしていない。
  • 収入と支出のバランスが取れている。利益が出ている。貯金ができている。
  • 相手の人と対等な人間関係になっている。依存したり、マウントを取っていない。

などなど、あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。

2.逆位置はどうなる?

逆になると、冷静に客観的に判断したいのだけどできない状況です。理性より感情が優先されたり、人間関係のしがらみや自分に利益があるからという理由で判断している状況です。悪い剣の使い方です。

また、どちらかを選択したいのだけど迷って決められない状況や、人間関係や収支バランスが崩れている状況、相手の人と対等な関係でない状況かもしれません。

  • 色々検討したけどAにもBにも決められない。迷っている。判断できない状況。
  • 自分にメリットがありそうなので、業者Aと契約することにした(えこひいきした)
  • どちらもいい人なので、一人に決められず二股かけている状況。
  • 相手の人が自分を対等に扱ってくれない。不公平で納得がいかない。
  • 家計やお店の経営が赤字。
  • 仕事の報酬がやっている内容に見合わない。割に合わなくて不満。

などなど、 あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。

3.アドバイス

アドバイスとして出た時の読み方は、このカードの人物のようになりなさいというアドバイスになります。つまり裁判官のように客観的に冷静に事実に基づいて判断しなさいとカードは伝えています。また、間を取ったり落とし所を見つけるような判断は正義のカードの判断ではありません。複数の案の中から1つを選択してください。折衷案はなしです。裁判もそうですよね。

正位置なら、剣を正しく使って、主観を捨てて判断しよう、公平さを大切にしよう、感情より理性を優先しようということです。このような判断は時として冷酷だと思われることもあると思います。天秤を持っているので、相手の立場や話はちゃんと聞いた上で、でもバッサリ割り切って判断してね!とカードは言っています。

逆位置なら、逆位置のようになりなさいと言うことです。つまり裁判官のようになる必要はないよ!ということです。あなたの価値観で決めていいし、相手によって対応が違っててもかまいません。

まわりとのバランスを考えすぎると、片方を立てればもう片方が立たなくなったり、中途半端な決断しかできなくなることがあります。誰でも公平公正に判断しようとしても出来るものではありません。人はAIじゃありません。相手の気持を理解してあげて判断してあげてもいいですし、どちらかに決められなければ決めなくてもいいですし、言ってることが相手によって違ってても良いのですよとカードは伝えています。