カップのAはカップを代表するカードです。このカードには人物がいません。でも手はあります。近未来や結果にこのカードが出ると、あなたは、近未来か最終結果として「カップを持った人物になっている」ということになります。
1.どんな状況?
人物がいないため抽象的なカードですね。一見どんな状況が描かれているのかイメージしにくいと思います。カップを載せた手が雲の中から現れています。カップからは水が噴水のように溢れています。水は気持ちです。そして平和の象徴である白い鳩が何か口に咥えてカップに入れようとしていますね。たぶん良いものです。これはあなたの中から水=気持ち、思い、願いが外に向かって溢れ出したということになります 。正位置であれば、その水は清く純粋で損得なしの感情と言えるでしょう。
日常あるあるシチュエーション
- 映画やドラマを見たり音楽を聞くなどして、感動して泣いてしまう。
- 嬉しい出来事、夢、願い、望みが叶い、感情が溢れ出す。嬉し泣きをする。
- 愛情に満たされている、幸せ感がいっぱいな状況。結婚式の雰囲気。
- 相手の人に認められる、信頼される。癒やされる。
- 誰かのために自分のリソース(物、お金、時間など)を無償で分け与える。
- ボアンティアや身近な人の看護、介護(見守り、付き添い)などをする。
などなど、あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。
2.逆位置はどうなる?
逆になると、手に乗っているカップはひっくり返ってしまい、水がこぼれ落ちます。または、鳩が口に加えていたものが良くないもので、カップの中の水が濁ってしまいます。水は気持ちです。最初から水が無いわけではなく、あった水が変化する(量が減る、濁る)ということです。
- 夢や願いや望みがかなわない。残念な結果に終わる。悲しい涙が出る。
- お相手との愛情がなくなる。気持ちが離れていく。
- 逆に相手に溺れてしまう。お相手なしでは生きられない状況
- お相手に対して悪い感情が芽生える。嫉妬したり妬んだり、不幸になればいいのに…といった感情。
- 思いやりがなくなる。誠実な対応をしない。うそをついたりごまかしたりする。
などなど、 あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。
3.アドバイス
アドバイスとして出た時の読み方は、このカードのようになりなさいというアドバイスになります。あなたの純粋な気持ちがあふれるようなことをしましょう!とカードは伝えています。
正位置なら、気持ちが豊かになるような事(映画を見る、読書をする、音楽を聴く、エステに行って癒やされる、ハグするなど)をするといいでしょう。気の合う友人とお茶をするのもいいですね。もちろんデートもです。
他には、困っている人を助けてあげたり、ボランティア的な活動(見守りや付き添い)をするのもいいでしょう。無償ですることがポイントです。助けてあげたいというあなたの気持ちが大切です。
逆位置なら、濁った気持ちを捨てましょう!ということです。溜まった悪い感情はとっとと捨てましょう。溜め込んではいけません。そのために正位置のアドバイス= 気持ちが豊かになるような事をするのもいいですね。また、相手にどっぷりの場合はきちんと自分を持つことも大切です。相手の気持ちに流されないように、相手に寄り添いすぎないようにとカードは言っています。