ソードのAはソードを代表するカードです。このカードには人物がいません。でも手はあります。近未来や結果にこのカードが出ると、あなたは、近未来か最終結果として「ソードを持った人物になっている」ということになります。
1.どんな状況?
ソードは人間だけが持っている「力」の象徴です。「剣を持っている」ということはその剣が使える状況だということを表しています。剣は見たとおりの刃物であったり、権力だったり、思い切った決断だったりします。人間だけが持つ力という意味では知性もそれに当たります。そして、ソードには「気持ち」はありません。AIみたいなものです。
日常あるあるシチュエーション
- あなたの立場や権力(決裁権)を使って物事を解決している状況
- 今のマンションを売って思い切って郊外に一戸建てを買うこと決めようとしている状況。
- 多少強引でも全体最適な判断をする。政治的な判断。多数決をとって決める。
- 相手とのトラブル(離婚、不倫、ストーカー、金銭問題など)を法的な手段を使って解決する。
- 株が暴落しており、思い切って売って損失を最小限にできた。
- 刃物を使う仕事をする。手術や帝王切開をする。組織改革にメスを入れる。
- 今日は頭が冴えていてキレッキレ!
などなど、あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。
2.逆位置はどうなる?
逆になると、剣が正しく使えない状況を表します。つまり、相手を傷つける剣=権力の乱用ですね。言葉で相手を傷つけるようなことも含まれます。あとは判断ミスです。自分勝手な思い込みもあるかも。
- 強引すぎる決断によって周りからの反発を食らってしまう。更に状況が悪くなる。
- 自分の論理を振りかざして相手を傷つけてしまう。
- 相手のこと立場や状況を考えず正論をぶちかます。それが悪い事だとは思っていない。
- 気持ちを無視した対応によって信用を失う。誰もついてこなくなる。
- 手術に失敗する。刃物で怪我をしてしまう。
- 立場を利用してルール違反をする。
- 法的手段が裏目に出る
- 相手を一言で一蹴するような鋭い言葉を言う
などなど、 あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。
3.アドバイス
アドバイスとして出た時の読み方は、このカードのようになりなさいというアドバイスになります。今、まさに剣を使うときですよ!とカードは伝えています
正位置なら、冷静な判断をしよう、気持ちに流されないで決断しよう、メスを使うような大胆な解決方法が必要ですよということです。
逆位置なら、逆位置のようになりなさいということなので、多少強引でも進めてしまったほうが良い、むしろそうすべきですよと言っています。相手の意見をあえて聞かない、ばっさりやって構わないよということです。こちらも相当な痛手になるかも知れないけど、今やらないともっと大変なことになるような、それだけ問題が複雑だったり重要な時だということだと思います。