メニュー 閉じる

ワンドの2

ワンドの2
ワンドの2(逆位置)

ワンドの2は目標を達成した人物が描かれています。そして、ここに描かれている人物、これはあなたです。近未来や結果にこのカードが出ると、あなたは、近未来か最終結果として「この人物のようになっている」ということになります。

1.どんな状況?

ワンドの2に書かれている人物は、左手にワンド、右手に地球(権力)を持っています。いる場所は全体が見晴らせる建物の屋上でしょうか?この一帯を統治する首長さんのようですね。そしてワンドがもう1本ありますが、背中側にあります。こちらのワンドには興味がないようです。つまり、2つの目標から1つを選んでそちらの目標を叶えた、そしてさらに上を目指していることを示しています。ただ、もう一方のワンドは捨てたわけではないです。キープしてある感じですね。でもそちらの優先順位は明らかに低いです。

もう1つのポイントは、背景がいまいち明るくないことですね。これは気持ちの面と関わりがあります。ポジションは勝ち取ったにもかかわらず、気持ちは浮かない状況です。これから大変なのかもしれませんし、2つから1つを選ばざるを得なかった苦渋の決断によるものかもしれません。選択しなかった方のワンドの代償的な意味合いになります。

ちなみにワンドのカードでは、両手でワンドを持っているカードはありません(あるとしたら大アルカナの世界のカードだけ)

つまりワンドを持つ人物は、二刀流ができるような器用な人物ではないということですね。どちらかを選んでそちらで上を目指す人物です。

日常あるあるシチュエーション

  • 仕事をがんばって成果を出したが、家族との時間はかなり削られている。
  • 仕事をがんばるために、恋愛は後回しにすることに決める
  • 睡眠時間を削ってゲームをしている。でもゲームではハイスコアを出した。
  • 今のポジションを維持するためにかなりのお金と時間を費やしている。
  • クラスやグループのまとめ役やプロジェクトのリーダ、イベントの幹事を任された。先は大変そう。

などなど、あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。

2.逆位置はどうなる?

逆になると、持っていた地球を落としてしまいます。現在のポジションを失ったり、手放さざるを得なくなった状況、自分が主導権を握れない状況に変わってしまうような出来事です。塔のライト版と言われています。

もう1つの考え方として、勝つには勝ったけど、代償がめちゃめちゃでかかったケースです。まあ実質負けですね。目標は達成したけど精神的にボロボロとか、多額の損失を出したとか、人間関係が悪化したなどです。

  • 仕事をがんばって成果を出したが、家族が離れていった。
  • 仕事をがんばるために、恋愛は後回しにしたらフラれてしまった。
  • 睡眠時間を削って遊んでいたら、体調を壊した。
  • 急なトラブルが発生して、やりたいことができなくなる。横やりが入る。
  • 計画や予定が中止になったり、ドタキャンが発生する。
  • 急な発熱や急性〇〇(ぎっくりとかめまいとか)が起きる
  • 突然の引っ越し、部署移動や転勤・転校をすることになる
  • 相手と急に連絡が取れなくなる

などなど、 あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。

3.アドバイス

アドバイスとして出た時の読み方は、このカードのようになりなさいというアドバイスになります。目標は1つに絞りましょう!とカードは伝えています。中途半端はだめですよということですね。二兎を追う者は一兎をも得ずということです。

正位置なら、思い切ってどちらかを選択しましょう、二股はだめです、リーダーを目指そう、主導権を握ろう、上に立ってまとめ役をしたほうがいいよ!とカードは言っています。

逆位置なら、持っている地球を落としてしまえ!手放しなさいと言う事になります。また、手放さないにしても主導権は握らないほうがいいよとも取れます。少なくとも逆が出たら、急な変化があるので注意しましょう。権力や立場の乱用や無理な判断は控えたほうがよさそうですし、リーダー的なポジションにいる場合は一人でぐいぐい進めないことですね。

手放すという意味だと、今持っているあなたのプライドを捨てなさいとも取れます。今はあなたのプライドが邪魔をしている可能性があるということです。