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カップの5

カップの5
カップの5(逆位置)

カップの5は黒いマントを着た人物がこぼれたカップを見て、「しまった!こぼしちゃった…」となっています。そして、ここに描かれている人物、これはあなたです。近未来や結果にこのカードが出ると、あなたは、近未来か最終結果として「この人物のようになっている」ということになります。

カップのカードでカップが倒れているのはこのカードだけです。

1.どんな状況?

カップは5個あります。そのうち3つから中身がこぼれてしまっています。カップの中身は、あなたにとって大切なもの、ものといっても物ではなく、あなたの気持ちです。

そしてあなたはマントを着ているので、隠者と同じように自問自答しています。このカップをこぼした(中身を失う)原因は、あなたのようです。カップのカードなので、何があったかはともかく、結果として心理的にガックリ来ていることにフォーカスされているカードです。でもそのがっかり度はそれ程深刻ではありません。まあ、日常よくある失敗事です。あ~やっちゃった~みたいな。

そうです、まだ2つ残っていますので、それによって全て終わりになるわけではありません。つまり、もう元に戻らないとか、関係が終わるわけではないですね。

日常あるあるシチュエーション

  • ちょっとした失敗する、ミスをする、チョンボする。しまったあ、やっちまった~と思う出来事
  • ちょっとした迷惑をかけてしまう。謝れば済むレベル。
  • 親しい間柄の人物から信頼を失うようなこと(約束をすっぽかすなど)をしてしまって後悔している。
  • 自分の身勝手さから友人とちょっと険悪な関係になってしまう。
  • 失恋しそうになる。おそらく原因はあなたの方。でも別れるほどではない。
  • 仲間はずれになりそうな状況。自分の言動が原因。でも仲直りはできそう。
  • 意見が分かれて、5人のうち3人に反対されてしまう。
  • 飲み屋でグラスをこぼす。

などなど、あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。

2.逆位置はどうなる?

逆になると、残された2つのカップにフォーカスが当たります。つまり見方を変えれば「まだ2つ残っている」ということです。

  • 失敗のリカバリー中
  • 冷静に考えると、相手と仲直りするチャンスが有ることに気がつく。
  • 未だ全部の信頼がなくなったわけではないことに気がつく。
  • お相手との友情の回復、信頼の回復に努めている
  • ミスや失敗を反省し、立ち直ろうとしている状況
  • もう一度やり直そう、再チャレンジしよう、再○○しようとしている状況。

などなど、 あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。

3.アドバイス

アドバイスとして出た時の読み方は、このカードのようになりなさいというアドバイスになります。きちんと反省してやり直してみよう!とカードは伝えています。

正位置なら、真摯に反省することです。ちゃんと反省すれば済む話です。言い訳やすりかえ(相手のせいや環境や社会のせい)などせず、きちんと自分と向き合って、同じことをやらかさないようにしないようにね!とカードは言っています。また、相手を悲しませてしまったのならきちんと謝りましょう。

逆位置なら、逆の状況になること=前にある溢れたカップしか見えていないあなたに、「後ろもよく見てみなさい、まだこぼれてないカップだってあるよ」、「気がついて!」と伝えていますね。内に籠もって狭い考えになっているあなたにもっと広い視点で見てみなさい、ということです。そして、リベンジする、やり直せばいいさ!とカードは言っています。

たとえ失敗してもあきらめないでもう一度やってみましょう。七転び八起きでいいのです。