ソードの6は、親子が舟に乗って向こう岸に行こうとしています。そして、ここに描かれている親子、これはあなたです。近未来や結果にこのカードが出ると、あなたは、近未来か最終結果として「この人物のようになっている」ということになります。船頭さんはあなたではありません。
1.どんな状況?
あなたは舟に乗っています。顔を隠して隠れるように乗っていますね。向こう岸に行くのをあまり知られたくないのでしょうか?手前の水は波が立っていますが、行先の水は穏やかです。状況がいいほうに向かっているように思えます。また、船頭さんが舟を漕いでいますので、あなたには協力者(支援者)がいるということでしょう。
そして船には剣が刺さっていますが、あなた自身剣は持っていませんね。つまり自分だけで判断はしないということです。いろいろな案を検討して一番いいタイミングや方法で向こう岸に行こうとしている状況です。または、向こう岸についてからの交渉カードをいくつか持っているということかもしれません。
日常あるあるシチュエーション
- いろいろな案を検討して、ベストなやり方で対応しようとしている。
- 現状を的確に把握して、協力者の力を借りて問題を解決しようとしている
- 相手のニーズに合った交渉や提案をする材料(引き出し)を持っている
- その時の状況や相手に合ったコミュニケーション手段をとっている(メール、電話、対面など)
- 薬や治療によって病気や体調が回復してきている
- 悪くなった人間関係がいい方向に向かう、きちんとコミュニケーションが取れてくる。
- 誰かに運転してもらって目的地に行く、順調に予定通りに目的地に着くことができる
などなど、あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。
2.逆位置はどうなる?
逆になると、相手に合った手段や方法をとることができません。採用した(用意している)方法が相手からするとミスマッチだったり、問題解決につながりません。また、協力者が思った働きをしてくれなくて、向こう岸(行きたいところ)に行けない状況です(期待外れな状況)
絵柄通り、行き先に向かったけど予定通りつかない状況もありますね。
- 出発したけど、渋滞にはまる、電車や飛行機が遅れる、遅刻する
- いろいろアイデアを絞り出したものの、いい方法が見つからず困っている
- あの手この手で口説いても、なかなか相手を納得するには至らない状況
- 相手にあなたの伝えたいことがうまく伝えられない
- お相手との交渉が失敗して、以前の状況に逆戻りする
- 相談した相手がいまいちで頼りにならない
- 問題を解決するいいツールが見つからない
などなど、 あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。
3.アドバイス
アドバイスとして出た時の読み方は、このカードのようになりなさいというアドバイスになります。相手に合わせて、ちゃんとコミュニケーションをとって進めましょう!とカードは伝えています。
正位置なら、相手の希望やニーズをきちんと把握しましょう、状況にあったやり方で柔軟に対応しましょうとカードは言っています。こちらのやり方や希望を押し付けてはだめです。いろんな方法を検討してください。その際に協力してくれる人の意見をちゃんと聞いてみてください。いいヒントがあるかもしれません。
逆位置なら、逆の状況になりなさいということなので、あまり相手に合わせすぎないことです。ある程度合わせてもいいですが、譲れないところまで譲る必要はありません。主張してかまいません。相談するにしても、協力者の意見は参考程度にして、自分のやり方・考え方は基本的に変えないほうがいいですよ!とカードは言っています。
他には、いま考えている(やろうとしている)やり方ではうまくいかないので、考え直したほうがいいよとも言っていますね。