

ペンタクルの6は天秤を持った商人らしき人物が取引相手にお金を渡しています。そして、ここに描かれている商人、もしくは取引相手のどちらかがあなたです。近未来や結果にこのカードが出ると、あなたは、近未来か最終結果として「この人物のようになっている」ということになります。
1.どんな状況?
あなたは今回の占いのテーマで関係の深い人物と取引をしています。日常的な買い物や物々交換をしている状況です。
ビジネスだと、商人が相手に恵んであげているように見えますが、天秤を持っているので、お互い合意の上での報酬で交渉が成立している状況です。ギブアンドテイクですね。今回の占いのテーマの中で、あなたがお金を払う方かもらう方かどちらなのかを考えてみてください。
もし恋愛でこのカードが出た場合は、プレゼントのやりとりやおごる/おごられるの関係を表しています。天秤が釣り合っている状況なので、貰ったプレゼントも高すぎず安すぎずTPO的にちょうどいいということですね。これが逆位置になると、TPOに合わない金品のやり取りになります。
日常あるあるシチュエーション
あなたがお金を払う側の場合(立場が上でお金を払う側、お客さん、会社側の人や元請け)
- お客さんとしてお店やネットで物を買っている。サービスを受けている。
- スーパーやコンビニでの買い物の光景、近所の人と物々交換する。
- 農家や業者から品物を仕入れている。
- 自分の仕事の一部を、パートナーに委託してやってもらっている、手伝ってもらっている。
- 社交辞令的なものの交換。お歳暮・ご中元・お土産などあげる、お返しをする、ご祝儀を渡す
- お相手にプレゼントした。食事をおごった。一般的な金額の範囲内。
- 友人と飲みに行って割り勘した。前回払ってもらったので今回は払った。
あなたがお金をもらう側の場合(立場が下でお金をもらう側、従業員や下請け)
- お店の店員、レジ
- 働いて給料やギャラをもらう。納品して対価をもらう。
- お客さんと一緒に仕事をしている。手伝っている。
- お手伝いをしたらお小遣いをもらった
- プレゼントをもらった、食事をおごってもらった、お返しをもらった。
などなど、あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。
2.逆位置はどうなる?
逆になると、不公平な取引やTPOに合っていない金品のやり取り、裏取引が行われている状況です。天秤が釣り合っていないやりとりです。
例えば見合わないケース。仕事したのに買いたたかれる、残業代が払われない、いつも貰ってばかりでお返しがない、結婚式のご祝儀で5000円しか包まない、友人だからと言ってただでイラストを描いてとお願いされる、休みの日に上司の家の手伝いをしたが何も見返りがないなど。金銭トラブルが発生しそうです。
逆にあげすぎるケースもあります。付き合って間もないのに高価なプレゼントをあげる、結婚式で親族でもないのに多額のご祝儀を包むなどです。常識的な範囲を超えた金品のやり取りになります。リベートの匂いがします。あげた方は何らかの見返りを考えているかもしれません。
- 買い物したが粗悪品だった。値段に見合っていない/店側として粗悪品を売っている。
- 仕事の内容に見合った報酬がもらえていない/払っていない
- 買いたたきをしている/されている
- 一方的に不利な条件で取引や契約をさせられている
- 食事代や飲み代を自分が全部払った(不満)
- 職場で不公平な扱いを受けている。
- 対等ではないお付き合いや恋愛関係。支配的な関係になってたり貢いでいる。
- 足元を見られている
- リベートやキックバックのような取引をしている
- TPOに合わないような高価なものをもらう/あげる
- お金で解決しようとする、人を馬鹿にしたような金の与え方をする
などなど、 あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。
3.アドバイス
アドバイスとして出た時の読み方は、このカードのようになりなさいというアドバイスになります。お相手とWINWINの関係を築くことが重要です!ということです。
正位置なら、いい関係の取引をしましょう、お互い満足する関係を築きましょう、仕事をうまく分担しましょうということですね。基本は相手に合ったやり取りです。貰ったら同等のもの返すという当たり前のことをしてください。不釣り合いはだめですよとカードは言っています。
逆位置なら、おそらく相手の方に問題があり、まともな取引ができないような状況です。そういう時は、馬鹿正直に交渉したり取引する必要はありません。相手の要求を呑む必要もありませんし、こちらの条件を飲んでくれないのなら取引しちゃだめですよということです。逆にお金で解決できるのならそうした方がいい場合もありです。リベート的な取り引き(裏取引)はありですね。