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ワンドの9

ワンドの9
ワンドの9(逆位置)

ワンドの9は柵の前で見張っている人物が描かれています。そして、ここに描かれている人物、これはあなたです。近未来や結果にこのカードが出ると、あなたは、近未来か最終結果として「この人物のようになっている」ということになります。

1.どんな状況?

ワンドが並べられた柵のようなものの前にあなたが立っています。顔を見るとソワソワしている感じがしますね。あなたは今まで多くの試練を乗り越えてやっとここまできました。数字的には今9で、あともうひと頑張りすれば10=上がり=目標達成です。そして、目前の目標達成を前にして、最後のチェック(問題ないかの確認)をしていると思われます。最後に足元を救われないように、やり残したことがないように…

実は「勝てる!」「終わった!」思った瞬間が最も危ないと言われています。勝負は下駄を履くまでわからないのです。ゴールする前にゴールのイメージを作ってしまうと心にスキができます。ワンドの9は上がり(ゴール)の前に浮かれるのではなく、もう1回しっかり確認することが大事であることを表していると思います。

日常あるあるシチュエーション

  • 目標達成のために最後の確認をしている。リスク管理を怠らない。
  • 登山で一気に山頂に行けそうだけど、用心のため休憩を取った。
  • ウイルスやサイバー攻撃をされないように電子機器を管理している
  • 何が起こっても対処できるように準備している。災害時の備えが万全。
  • 試合前に入念な準備運動や練習をしている。
  • 本番前のリハーサルを徹底的にやる。
  • 自分からは動かない。相手のやってきそうなことを推測して事前に手を打っている
  • 相手との間に壁を作っている。信用していない。
  • ゲームや試合で相手の攻撃や攻めをしのいでいる。守りに徹するデフェンダー的な役割を果たしている。

などなど、あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。

2.逆位置はどうなる?

逆になると、準備万端だったはずが、うっかりミスが出たり、思った通りにいかなかったり、いい結果にならない状況です。足元をすくわれるようなことです。相手が想定外のやり方をしてきてうまく対応ができません。

  • しっかり準備したはずなのに忘れ物がある、対策に漏れがあった状況
  • 見落としがあって目標が達成できない。相手や状況にうまく対応できない。
  • 結果的に準備不足、練習不足。やるにはやったけど、肝心なことをしていない。
  • 準備していたのに結局その準備が無駄になってしまう。
  • 完璧を目指しすぎて余計な時間や費用がかかる。
  • 待ちぼうけ。
  • 守り切ろうとしたけれど守りきれなかった(負けてしまった)

などなど、 あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。

3.アドバイス

アドバイスとして出た時の読み方は、このカードのようになりなさいというアドバイスになります。しっかり準備しておこう!転ばぬ先の杖は大事だよ!とカードは伝えています。

正位置なら、アクシデントやこれから起こりそうな事には事前に対応しておくことです。起こってから対応しては間に合わないよ!と言っています。保険をかけることが重要ですね。雪が降ってからタイヤを変えるのではなく、地震が起きてから準備をするのではなく、ちゃんと準備しておきましょう。運動前の準備運動を忘れずに!

ゴールは間近です。最後まで気を引き締めてゴールしてください。あとは、勝つことより負けないことが大事なときもあります。このカードが出るということは、負けない戦略で対応するといいのかもしれません。

逆位置なら、逆の状況になれということですので、準備しておくことは重要ですが、あまりにも神経質になって余計なことまで準備しても無駄ですよ!と言っています。中には起こってから考えればいいものもあるのではないでしょうか?準備が必要なのは、発生する可能性が高く、ダメージが大きいことだけでいいよ!ってことです。