

カップの8には、今まで獲得したカップを置き去りにして一人ひっそりと立ち去っていく光景が描かれています。そして、ここに描かれている人物、これはあなたです。近未来や結果にこのカードが出ると、あなたは、近未来か最終結果として「この人物のようになっている」ということになります。
1.どんな状況?
ここに並んでいるカップは、あなたが以前に経験した嬉しいことや楽しかった思い出です。でも今はもうそれらが過去のものとなり、現在その余韻に浸っている状況ではなくなっています。飽きてしまったか、心変わりしてしまったか、何らかの事情で置いて行かざるを得ない状況ですね。気持ち的にはすっぱり切り替えて次に行けるような状況ではなさそうです。後ろ髪を引かれながら進んでいく感じです。
日常あるあるシチュエーション
- お相手の気持ちがもう遠ざかってしまって別れようと考えている。昔は楽しかったけど…
- もう自分の気持ちが別の人に向いてしまっている。昔は楽しかったけど…
- 関係を修復するのは難しそうなので、もうこちらから連絡は取らない。
- 自分の方から別れを切り出す。終わりにする。
- お相手に言いたいことはたくさんあるが、言わないでおく。
- 以前のような勢いがなくなる。しりつぼみ(右肩下がり)の状況。体力が落ちる。
- 楽しかった土日が終わり、出社したくはないけど行かざるを得ない状況
などなど、あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。
2.逆位置はどうなる?
逆になると、もう一度過去にフォーカスがあたります。一旦は手放してみたものの、過去の状況に戻ろうとしています。リベンジ、再挑戦、よりを戻すなどやり直してみようとしている状況です。
- お相手とのよりを戻す。関係を修復する。
- 相手にしてくれなかった人が、話を聞いてくれるようになる。
- 昔諦めた夢や目標などにもう一度チャレンジしてみる
- 失ったものが大事なものだったことに気が付いた状況、取り戻そうとしている。
- 以前に捨ててしまったものの価値を再発見する。
- また以前の状態に戻る。復活する。V字回復する。
などなど、 あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。
3.アドバイス
アドバイスとして出た時の読み方は、このカードのようになりなさいというアドバイスになります。自ら手放すタイミングですよ!とカードは伝えています。残念ですが、気持ちがもうなくなっています。潮時かもしれません。
正位置なら、引きどきですよ、諦めましょう、別れたほうがいいですよとカードは言っています。たしかに過去の楽しかった思い出を封印することはきついことですが、先に進むためには全部次に持っていくことはできません。死神のカードに通じるところがありますね。
逆位置なら、もう一度過去にこだわってみよう、一度は意味がないと思ったことも見直してみる価値があるよ!ということです。手放した時はもう思いはなかったかもしれませんが、もう一度考え直してみる、よりを戻す、再度挑戦してみてはどうですか?とカードは言っています。