ソードの9にはベッドで頭を抱えて下を向いている人物が描かれています。そして、ここに描かれている人物、これはあなたです。近未来や結果にこのカードが出ると、あなたは、近未来か最終結果として「この人物のようになっている」ということになります。
1.どんな状況?
あなたは悩んでいるようです。一人自宅のベッドで下を向いて頭を抱えて考えています。泣いているようにも見えます。注目は剣の状態です。少なくともあなたは剣を持っていません。つまりあなたが「今」剣を使って誰かを傷つけるようなことはしてないです。また、剣はあなたに刺さってもいません。ので、直接傷つけられている訳でもないですね。
似たような絵柄にソードの4もありますね。ただこちらはきちんと寝ていますし、単純に剣を置いて寝ている休んでいる状況です。ところがソードの9は寝れずに頭を抱えています。
後ろにある沢山の剣は何なのでしょう?
これはあなたがああでもないこうでもないと悩んでいるネガティブな思考です。あなたの頭の中に渦巻いている苦悩の数々を漫画の吹き出しのように表現したものだと考えたらいいですね。カップの7はあったらいいな、これもほしいなみたいな妄想(希望)ですが、ソードの9は鬱状態にありがちな、根拠のないネガティブな妄想(絶望)が次から次へと浮かんできて収集がつかなくなっているのだと思ってください。
もう1つあるとすれば、持っていない多くの剣は、SNSやLINEでの誹謗中傷的なコメントともとれます。そういう人の発言やコメントが気になって仕方がないのかもしれません。
日常あるあるシチュエーション
- 悲観的な考えが次から次から次へと浮かんできて収拾がつかない
- あなたの事が噂になっているらしい。どんな噂か気になって眠れない
- 冷たい人だ、思いやりがない人だと言われているのではないかと思うと眠れない。
- ネガティブな考えが次から次へと浮かんできてしまう。
- 自分の発言が違った意味に取られたらどうしようと余計なことまで考えてしまう。
- いろいろな意見や方法・選択肢があってどれが正しいのか、ベストなのかわからない。
- SNSやLINEグループで批判されたり無視されて、なんでなんで?と悩む。
- 周りの人の目やSNSの反応を気にしている、気になってしょうがない。エゴサしたら酷いコメントが有った。
などなど、あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。
2.逆位置はどうなる?
逆になると、あなたのそうなんじゃないかと考えていることは実は妄想(考え過ぎ)だったと気が付いた状況ですね。余計なことを考えて損をしたなって気がつきます。ちょっと月のカードに似ていますね。取り越し苦労でしたってことですね。
- いろいろ考えて悩んだけど、そうならなかった。考え過ぎ。
- 悲観的な最悪な状況を予想していたが、そんなに大したことにはならなかった。考え過ぎ。
- もうおしまいだと諦めていたが、そんなことはなかった。
- 以前よりネガティブな考え方をしなくなった。
- 余計なことを気にしても仕方がないなと気が付いた。
などなど、 あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。
3.アドバイス
アドバイスとして出た時の読み方は、このカードのようになりなさいというアドバイスになります。
正位置なら、ネガティブなことばかり考えるのではなく、いろいろなケースを考えてみるといいでしょう。頭をフル回転して思いつくことを広げてみてください。ブレーンストーミングですね。決して決めつけるのではなく、柔軟に考えてみることがポイントです。悩みや問題はそう簡単なものではないはずです。いろいろな側面から考えてみるといいでしょう。
逆位置なら、まあ余計なことは考えるのはやめましょう。考えるのを止めて寝てしまうのが一番です。なかなか難しいですけどね。あれこれ考えるにしても事実をベースにして現実的な解決方法を考えてみてください。