ソードの10には剣でずたずたに刺されて倒れている人物が描かれています。そして、ここに描かれている人物、これはあなたです。近未来や結果にこのカードが出ると、あなたは、近未来か最終結果として「この人物のようになっている」ということになります。
10は数札の中で最後の札なので、正位置の場合この人物は、結果的に剣=権力を使ってぼろぼろになってしまったと考えられます。権力に頼りすぎると最後こうなるよ!という警告でもあります。
1.どんな状況?
あなたは剣を刺されて倒れています。ソードのカードでも人物に剣が刺さっているのはこのカードだけです。あなたに刺さっている剣は、お相手やあなたの関係者からの言葉(批判、非難、指摘など)です。刺さっているということは、ソードの9と違って、面と向かって言われた(メールやSNS、LINEも含む)ということでしょう。背景は真っ黒ですので、相手の言葉が胸に突き刺さっているということです。
現代で言えば、SNSに書き込んだ内容が批判されて炎上している状況とも取れます。複数の剣は多くの人の意見と捉えることも出来ますよね。
他には見たとおりの状況ですね。鍼灸マッサージされてるのかもしれませんし、お注射されるのかもしれません(笑)結構痛いかも?
日常あるあるシチュエーション
- お相手や関係者からまったく反論ができない厳しい指摘をされる、おっしゃる通り、でもキビシー
- お相手や関係者から批判される。真っ向から反論される。袋叩きに合う。
- 味方が誰もおらず、自分がすべてを背負うハメになる。
- 周りから相手にされなくなる、見放される、誰もついてこない状況
- パワハラ行為やコンプライアンス違反がバレて内部告発される。
- SNSで炎上。叩かれる。
- 予防注射や点滴を打つ。
などなど、あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。
2.逆位置はどうなる?
逆になると、あなたに剣が刺さっていることには変わりはないのですが、何か事情があるようです。逆の時は心はずたずたになっていません。誰かの身代わりになったのかもしれません。ドラマや映画でよくある、弓やピストルで撃たれそうになった仲間の前に立って打たれてしまうような光景です。本人納得済みということですね。守りたいものがあるのかも?
逆位置のほうが気持ちがスッキリしているというか、自らの意思で剣を受けたので、状況的にはその行為によって周りの状況はいい方向に向かいます。
- お相手の身代わりになる。かばう。あなたが全部受け止める。
- チームの失敗(試合に負ける、プロジェクトの失敗など)の責任をあなたが自分から進んで負う
- 家族を守るためにあなたが矢面に立って対応する
- マッサージ(指圧)を受ける、針を打ってもらう。最近は顔に打つ針もあるようですね。
などなど、 あなたがカードを見て思いつくことは全て正解です。
3.アドバイス
アドバイスとして出た時の読み方は、このカードのようになりなさいというアドバイスになります。あなたへの意見や批判を全部受け止めなさい!とカードは伝えています。
正位置なら、相手の言い分を全部聞くこと、自分のことだと思って受け止めること、厳しくても面倒くさくても逃げないで対応して!とカードは言っています。
逆位置なら、身代わりになれってことですね。お相手や仲間のためにあなたが矢面に立ちましょう。犠牲になる、とは言いたくありませんが、そういった気持や行為が必要だということだと思います。あなたへのダメージはありますが、そのほうが事態はいい方向に向かうよ!とカードは言いたいのでしょう。